シロアリ駆除の手順を徹底解説!どんな作業をするの?|シロアリ1番!

COLUMN

シロアリコラム

投稿日 2018.05.21 / 更新日 2021.09.17

シロアリ駆除

シロアリ駆除の手順を徹底解説!どんな作業をするの?

木部処理

WRITER

木村健人

WRITER

木村 健人

しろあり防除施工士

木村健人

シロアリ・木材腐朽菌に対する木材保存・薬剤性能評価について在学中に研究。2009年新卒でテオリアハウスクリニックに入社。数千件のシロアリ調査・駆除に従事。現在はWEBマーケティングを担当。

こんにちは。
シロアリ1番!の木村です。

このページでは、シロアリ1番!の社員が行う、標準的なシロアリ駆除サービスについて詳しくお伝えしていきます。

多くの人にとってシロアリの駆除は

  • 見えない床下の作業
  • 不明瞭なサービス内容や料金体系
  • どんな人が来るのか

 
といった多くの不安を抱えるお客様が受けるサービスです。

それをいいことに

  • 明らかに法外な価格
  • 必要ないはずの商品の押し売り
  • ずさんなサービス

 
などの悪事を働く会社が今でもあります。

そこでこのページでは、自社のスタッフが実際に行っているシロアリ駆除の作業をすべて公開します。シロアリ駆除ってどんなことをするのか?理解を深めて、ぜひ業者選びの参考にしてください。

シロアリを駆除するための準備

シロアリ1番!は研修施設を保有し、施工する全社員は技術の向上を図っています。慣れない新人がお客様宅で練習なんてことは一切ありません。

シロアリの駆除といっても、いきなり薬剤の散布を始めるわけにはいきません。安全で確実な作業を行うためにも、まずは「下準備」をする必要があります。

施工スタッフはシロアリの駆除を始める前に

  • 施工前の養生(ようじょう)シートの設置
  • 道具・工具・薬剤の準備

 
を行います。1つ1つ、詳しく見ていきましょう。

シロアリ駆除の前に家を汚さない準備

シロアリ駆除の前に行う作業があります。それは養生シートの設置です。他のいろいろな工事でもそうですが、シロアリ駆除では特に汚れや安全への配慮は大切です。

汚れ対策を手抜きしたり、シートの使いまわしは保護の意味がありません。

シロアリ駆除は床下と床上とを行ったりきたりしながら行います。養生がいい加減だと床下のホコリが室内で舞い、ニオイや汚れの原因になってしまいます。

シロアリ1番!ではシロアリ駆除の品質はもちろん、養生もしっかりと行ってホコリや汚れを気にされずに安心していただけるよう心がけています。

どのような養生を行うのかをご覧いただきましょう。

1.玄関から新品の養生シートで床を保護
廊下の養生
出入り口から点検口までシートを敷きます。ホースなどを床下に通しますので、床や壁を汚さないように確実に養生していきます。
2.床下入口(収納庫など)周りもシートで保護
点検口の養生
特に点検口周辺は床下の出入りが激しい場所ですから丁寧に実施します。
3.点検口周りのホコリ対策
養生ポールの使用
極力、内装材にテープを貼り付けないで済むように、専用のポールを使用します。
4.点検口周りのホコリ対策
養生
ポールにビニールシートを取り付け、テントのように天井まで覆います。
5.点検口全体を囲えば完成!
養生
天井側まで囲うのでホコリ対策はバッチリです。

ここまで、汚れやホコリ対策の準備を解説しましたが、養生を十分にすることは薬剤の不安対策という意味もあります。

最近の薬剤は安全性が高いとはいえ、点検口があるキッチンからの作業と言う点で心配される方もいらっしゃいます。養生の配慮がされている業者であれば、施工スタッフの教育もしっかりされており、床下の作業も期待ができます。

道具・工具・薬剤の準備

養生が終わったらシロアリ駆除をするために床下に入る準備をしていきます。シロアリ駆除の作業員はシロアリ駆除で「3つの準備」を行う必要があります。

それは

  • 自分の身に着ける装備
  • シロアリの駆除に使う工具
  • 床下で散布する薬剤

の準備です。

それぞれの準備の様子をご紹介していきます。

床下への進入に必要な装備
床下での装備
床下はシロアリ駆除を想定した作りになっていないため、作業がしやすい身なりで行うことが大切です。

床下の環境は

  • 狭いところでは20センチ程度の高さのため、ほふく前進で移動
  • 土ならゴツゴツした石の上や、固いコンクリートを這いつくばって作業
  • 真っ暗闇な空間
  • ホコリとカビっぽい空気
  • クモやカマドウマ(バッタ目)など様々な虫が存在

 
通行するのがやっとの床下でも、作業の目的はシロアリをしっかり対策すること。可能な限りシロアリ対策に集中できるよう、身につける装備にはこだわります。

私たちはこんな装備をつけて作業を行います。

  1. つなぎ(専門会社で毎回クリーニング)
  2. 帽子または頭巾
  3. ライト(ヘッドライト)
  4. 防塵マスク
  5. 耐薬性ゴム手袋

 
この他に、「膝・肘パッド」や「ゴーグル」なども使います。

「作業効率」と「作業者の安全」を両立することが、良い仕事に繋がります。

使用する薬剤の安全性
本格的な防塵マスクを見ると「危ない薬剤を使っているのでは?」と思うかもしれませんが、日本しろあり対策協会が認定の薬剤であれば、その心配は不要です。

シロアリ1番!ではタケロックという非常に安全な薬剤を採用しています。

タケロックは出雲大社などの歴史的な建造物のシロアリ対策にも使われています。また、厚生労働省が義務付けた安全データシート(SDS)の作成もしっかりと行われています。

ちなみに、シロアリ駆除の薬剤の中には原液が「劇物」である薬剤も存在しますが、タケロックは原液も「普通物」に分類されている薬剤です。

タケロックには「木部用」と「土壌用」の2種類のタイプがあり、施工する場所に応じて2つの薬剤を使い分けます。基本的な成分は同じですが、木部用の薬剤には防腐成分も含まれています。

また、多くのお客様からニオイがほとんど気にならなかったと、評価もいただいています。

機材や道具をそろえる
工事車両
近隣の目を気にされるお客様のため、車両には「しろあり」や「消毒」などの文字はなく、テオリア(社名)のロゴのみです。

工事の機材
機材は全て車両に積載したまま、作業を行います。基本的な機材の紹介をします。

  1. 薬剤を散布するための動力噴霧器
  2. 薬剤タンク
  3. ノズル類

 
その他、木材やコンクリートの穴あけに専用ドリル、電動丸ノコ、「過電流遮断器」も使用します。

電源はお客様にお借りするため、過電流遮断器は必須です。

過電流遮断機
過電流遮断器は電源の使い過ぎを防ぐ機材です。

シロアリ駆除には様々な電動工具が必要になることから、普段より多くの電気を一度に使うことになります。そのことから、状況によっては作業中にブレーカーが落ちてしまうことも考えられます。

もし万が一そうなった時に何も対策をしていないと、PCの大切なデータが失われてしまったり、ゲームの最中にwi-fiが使えなくなって通信が中断されてしまうかも知れません。

また、スタッフがドリルやポンプを使うのは床下で、コンセントがある床上からは長時間離れることになります。滅多にないことではあると思いますが、漏電や火災などの不慮の事故も考慮するに越したことはありません。

シロアリ1番!では、必ず「過電流遮断器」を使用しますので、安心してください。

シロアリを駆除する手順(床下編)

装備や機材などの準備が整ったら床下に潜りシロアリの駆除を行います。

床下での作業の流れは次の通りです。

  • 被害箇所への薬剤の注入
  • 木材への薬剤の散布(吹付け処理)
  • 土壌への薬剤の散布(土壌処理)

 
1つ1つ、詳しく見ていきましょう。

被害箇所に薬剤を注入する

木材に穴を開ける
まずはシロアリの被害に遭っている木材に薬剤を注入します。

シロアリの被害の大きさによっては電動ドリルが必要になることもあります。なぜなら、被害が進んだ木材の内側には生きたシロアリがたくさんいるからです。

ドリルで穴を開けることで、薬剤を木材の内部に浸透させ、1匹1匹のシロアリを効果的に駆除することができます。

もしかすると「床下の木材に穴を開けて大丈夫なの?」と思うかもしれませんがご安心ください。穿孔で開ける穴の大きさは6mm〜8mm程度の小さなものですので建物の耐久性に影響を及ぼすことはありません。

電動ドリルで被害箇所への穿孔が終わったら、木材の内部に薬剤を注入し、シロアリの駆除を行っていきます。

木材への薬剤散布(吹付け処理)

木部処理
木材の表面に吹付け処理をしていきます。木材用の薬剤には防腐(腐れ防止)防カビの成分も含まれています。木材への薬剤散布はシロアリの対策だけでなく、木材を健全に保つ上でもとても重要です。

吹き付け処理とは、文字通り木材の表面に薬剤を吹き付けていく処理です。

シロアリの被害に遭っていない木材には闇雲に穴を開ける必要がありません。中が詰まっていて穴を開けたところで薬剤はほとんど浸透しないからです。

とはいえ、「一部の被害が起きやすい場所」は例外で予防・駆除に関係なく電動ドリルで穴を開けて薬剤を注入する必要があります。

代表例は「タイル浴室の下の土台」です。タイル浴室の土台にはしっかりと穴を開ける必要があります。タイル浴室は薬剤の散布をするのが難しく、表面への吹き付けだけでは不十分だからです。

“千鳥穿孔”という不規則に穴をあける方法で駆除効果を高めます。

土壌面への防蟻処理(土壌処理)

土壌処理
シロアリの薬剤は木材だけではなく、床下の土壌面にも施工する必要があります。シロアリは必ず地面の下から建物に進入してくるからです。

木部用のノズルと薬剤を土壌用に切り替え、床下全面に薬剤を散布していきます。

たまにお客さまに「どうして被害に遭っていない部分にまで薬剤を散布する必要があるの?」と質問をされる事がありますが、全面に散布しないと意味がありません。今後の被害の可能性を考え、土壌全面に薬剤の幕をつくりシロアリの進入を防ぎます。

土壌への薬剤散布の方法は床下の種類によって異なります。例えば、この物件は床下に防湿シートが敷いてありました。シートをめくりながら土壌面に薬剤を散布します。

もし床下がコンクリートや土壌が剥き出しの場合には、そのまま表面全体に薬剤を散布していきます。

蟻道の遠景
シロアリの蟻道

ちなみにシロアリは侵入の際、自分たちで必ず土のトンネル(蟻道)を作ります。乾燥を嫌う習性から光や風の影響を受けないためです。

蟻道は基礎に作られていることもあれば、木材に張り付いている場合もあります。いずれにしても蟻道がある場所にはシロアリがいることは間違いありません。見かけた時は蟻道を壊し、上から薬剤を散布します。

床上でも薬剤の散布を行う

床下での作業が終わったら、床上での作業に移っていきます。床上から施工をするのは

  • 玄関
  • タイル浴室

 
などです。

シロアリ駆除は床下だけではなく、これらの箇所でも入念に対策を実施する必要があります。なぜなら、玄関やタイル浴室はシロアリの被害が多く、床下からの薬剤散布だけでは不十分だからです。建物の状況にもよりますが、一切手を付けない業者や、別途料金を設定している業者もいます。

床上から電動ドリルで床タイルの目地やドア枠にドリルで穴あけを行い、薬剤を注入していきます。

玄関の処理

まずは玄関や勝手口、土間の処理を行います。

シロアリ被害に遭った玄関
先ほどもご紹介しましたが、玄関はシロアリの被害が多く、床下からの薬剤の散布も難しい場所です。なぜなら、多くの戸建て住宅の玄関には「床下の空間」がないからです。

玄関の土間は土を盛ってその上にコンクリートを流して作っています。しかしシロアリはそういう場所からもコンクリートの隙間を縫って侵入する事ができます。いくら床下にしっかりと薬剤を散布してもそれだけでは安心することができません。玄関がシロアリ侵入の死角とならないよう、しっかりと対策を行う必要があります。

玄関でのシロアリ対策は大きく

  • 木製ドア枠への薬剤注入処理
  • 袖壁への壁内注入処理
  • タイル目地に穴をあけて注入処理

 
の3つに分かれますが、建物の構造に応じて施工方法を変えながら実施します。

電動ドリルで穴を開け、そこからシロアリの薬剤を内側に注入していく作業を行います。玄関での作業内容を詳しくご紹介します。

床タイル目地に穿孔(せんこう)し、注入処理 ※穿孔:穴をあけること
玄関処理
玄関のタイルの目地に鉛筆の太さ(6mm)ほどの穴を開けます。玄関タイルの下はコンクリートが施工されていますが、その下は土壌や砂利です。すでにシロアリが潜んでいる可能性もあり、タイル目地からドリルでコンクリートを貫通させて下の土壌部分に薬剤を注入処理します。

薬剤の注入
コンクリート注入用のノズルを装着して薬剤を注入します。

穴の補修
穴はモルタルでしっかり補修します。施工直後は水分を含んで色が濃くなっていますが、乾けば元のタイル目地に近づきます。

袖壁への壁内注入処理
巾木のシロアリ被害
壁内への薬剤注入

床下に面していない袖壁は注意が必要です。床上から薬剤を散布せずに無防備な状態にしておくとシロアリに幅木を食べられてしまう可能性があります。

万が一幅木がシロアリの被害に遭っていた場合は、状況に応じて駆除を行います。

また、壁にも電動ドリルで3mm程度の穴を開け、そこから内側に薬剤を注入します。この処理は駆除だけでなく予防の施工でも行います。薬剤の注入が終わった後は専用の補修剤で穴を塞ぎます。

木製ドア枠への薬剤注入処理
ドア枠のシロアリ被害
ドア枠への薬剤注入

地面から立ち上がっている木製のドア枠は注意が必要です。何もしないでいると根元をシロアリに食べられてしまうリスクがあるからです。

実際に「玄関から大量の羽アリが出てきた!」というご相談を受けてお伺いすると、ドア枠がシロアリに食べられてしまっているのをよく見かけます。

万が一ドア枠がシロアリの被害に遭ってしまっていた場合は、内部に薬剤を注入して駆除を行います。また、シロアリの被害が見受けられなかった場合でも予防のための工事として、ドア枠の根元に電動ドリルで6mm程度の穴を開け、薬剤を注入します。

施工後はプラスチックのキャップで補修を行います。

タイル浴室の処理

タイル張りの浴室は玄関と構造が似ています。ですから壁を中心に穿孔注入処理を実施します。ちなみに、現在の住宅で浴室の構造は「ユニットバス」が主流ですが、ユニットバスではこの方法での施工はおこないません。(床下から確実な施工をすることができるからです)

タイル浴室の処理は

  • タイル目地を電動ドリルで穿孔
  • 専用のノズルで薬剤を注入
  • モルタルなので穿孔した箇所を補修

 
という順番で行います。

壁タイル目地を電動ドリルで穴あけ
浴室タイルの穿孔
壁のタイル目地に3mmの小さな穴を開けて薬剤を注入します。
専用のノズルで薬剤を注入
浴室タイルへの薬剤注入
壁の中は空洞ですので、内部の木材に薬剤をしっかり処理します。
モルタルなので穿孔した箇所を補修
モルタルで補修
開けた穴はモルタルなどで埋め戻します。施工後約1日はなるべく補修箇所に水を当てないようにすれば通常どおり浴室はご利用可能です。壁以外にも、床面のタイル目地やドア枠や敷居などに薬剤注入する処理方法もあります。

シロアリを駆除した後の流れ

タブレットと完了報告書
これらの作業が終わればシロアリ駆除は完了です!

一般的な戸建て家屋であれば半日程で施工をする事ができます。施工後は施工部分の確認をしていただき、タブレットなどを使用してシロアリ駆除の写真をお見せしながら施工説明をいたします。

シロアリの駆除には5年間の保証が付き、「またシロアリが出てきた!」といったことが起きた時には、ご連絡をいただければ無料で施工対応をいたします。(保証の対象範囲は事前の無料点検の際にスタッフからご説明させていただきます)

他業者では「保証期間内も年に何度か無料で点検を行います」という会社を見かけますが、シロアリ1番!では保証満了まで基本的に床下への進入は行いません。なぜかというと、薬剤の効力を弱めてしまうリスクがあるからです。

土壌処理には、“バリア層を作る“という意味があります。施工後はバリア処理を壊さないためにも、床下に入る確認調査は最小限に留めるべきです。

同じシロアリ駆除業者の中でも「保証期間中、〇回無料で点検を行いますよ」というようなサービスを行っているところもあるようです。確かに、こまめに床下をチェックするというと一見聞こえはいいと思います。しかし、薬剤への影響を考えていないと言わざるを得ません。

シロアリ1番!ではお客様の時間的負担が極力少なくなるよう、保証満了前に最終点検実施のご案内を郵送させていただいております。(写真の保証書は一例です)

 

防除施工士

さいごに

今回は一般的なシロアリ駆除の手順についてご紹介してきました。

シロアリ駆除を検討されている方は、様々な不安を抱えて業者選びをされていると思います。このコラムがそんな方のお力になれば幸いです。

シロアリ1番!は

▶︎シロアリ防除率99.73%
▶︎スタッフ全員が「しろあり防除施工士」
▶︎強引な販売営業ナシ
▶︎全ての業務を自社社員で運営

など、顧客満足度に特化したサービスを提供しています。

シロアリ1番!の作業スタッフは実力のあるメンバーばかりです。シロアリでお困りのようでしたらコチラでシロアリ1番!を詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。

※シロアリ1番!ではシロアリについての専門的な知識も解説しています。シロアリのことをしっかりと勉強したい!という方はぜひ参考にしてみてください。

シロアリ1番!が選ばれる理由