シロアリ駆除の手順を公開!見えざる床下での作業に迫る【動画付き】|シロアリ1番!

COLUMN

シロアリコラム

投稿日 2018.05.21 / 更新日 2020.04.20

シロアリ駆除

シロアリ駆除の手順を公開!見えざる床下での作業に迫る【動画付き】

WRITER

木村健人

WRITER

木村 健人

しろあり防除施工士

木村健人

シロアリ・木材腐朽菌に対する木材保存・薬剤性能評価について在学中に研究。2009年新卒でテオリアハウスクリニックに入社。数千件のシロアリ調査・駆除に従事。現在はWEBマーケティングを担当。

シロアリ駆除の手順が気になる人
「シロアリ駆除の手順が知りたいです。実際に床下ではどのような作業をしているのでしょうか?」

 

このような疑問にお答えします。

「シロアリ駆除」という言葉を聞いたことは
あっても具体的な工事内容や手順については
知らない人が多いと思います。

 

このページではシロアリ1番!の
シロアリ駆除の手順を

  • シロアリ駆除を行う前の準備
  • 床下での施工内容
  • 床上での施工内容

 

の3つの段階に分けてご紹介していきます。

手順①:シロアリ駆除をする前に!“大切な養生”

シロアリ駆除をする上で
とても大切な作業があります。
それは“養生(ようじょう)”です。

 

シロアリ駆除は床下と外とを
往復する必要があります。

 

養生がいい加減だと床下のホコリが
室内に舞ってしまったり、
作業中のニオイが床上に漏れ出して
しまいます。

 

作業の間お客様には床上で待機していただく
事になります。

 

シロアリ1番!はシロアリ駆除の品質は
もちろん、養生もしっかりと行ってホコリや
汚れを気にされずに安心していただけるよう
心がけています。

1.入り口から専用のシートで床を保護

出入り口から点検口までシートを敷きます。

床下にホースや電動ドリルを引き込むので、
床や壁を汚さないように確実に養生
していきます。

2.床下点検口(収納庫)周りの床もシートで保護

特に点検口周辺は床下の出入りが激しいく、
どうしてもホコリがもれやすい場所です。
ですから丁寧に実施します。

3.専用の養生ポールを設置

内装材や家具にテープを貼り付けないで
済むように専用のポールを使用します。

テントの様にポリフィルムシートで
覆っていきます。

4.ポリフィルムで点検口を立体的に囲う

これで、養生(ホコリ・汚れ対策)は
バッチリです!

手順②:シロアリ駆除に使用する機材や道具を整える

シロアリ駆除業者が使用する機材は
ワンボックスカーに丸々積載されます。

 

ワンボックスカーにはシロアリ駆除工事の
機材や道具が積載されています。
今回はその中身をお見せします。

1.薬剤を散布するための動力噴霧器

モーターの力で薬剤を吸い上げて薬剤を
散布します。

 

電気が必要なので、施工時はお客様宅の
電源をお借りします。

2.薬剤タンク

木部用と土壌用の2種類を使用します。

3.ノズル類

専用のノズルが沢山あります。
その現場ごとに適したものを使い分け、
シロアリ駆除を実施します。

電動工具も準備

シロアリ駆除には電動工具を活用します。
例えば木材やコンクリートの穴あけには
専用のドリルを使用します。

その他にも合板をカットする電動丸ノコ
などを使用します。

POINT 過電流遮断器を持参

シロアリ1番!では電源をお借りする際は
万一の漏電や過電流にも対応出来るよう、
過電流遮断器を持参してお客様にご迷惑を
お掛けしないよう最善を尽くしています。

手順③:床下でのシロアリ駆除の準備を整える

養生が終わったら床下でシロアリ駆除を
するために準備をしていきます。
床下では

  • つなぎ
  • 頭巾(保護帽子)
  • ライト(ヘッドライト)
  • 防塵マスク
  • ゴム手袋
  • 膝・肘パッド
  • ゴーグル(必要に応じて)

 

こんなモノを身につけています。

 

床下での移動は基本的にはほふく前進です。
しっかりとした装備で汚れ対策やホコリ対策
を行なっています。

 

ちなみにこのようなマスクを見ると
「薬剤が危ないんじゃないの?」
と思われるかも知れませんがご安心下さい。

 

マスクはあくまでも床下のホコリを
吸い込まないためのものです。

 

弊社で主に使用しているシロアリ防除剤の
「タケロック」は安全性・実績ともに高い
シロアリ防除薬剤です。

 

出雲大社や東大寺など歴史的建造物にも
使用されています。

手順④:いざ、床下に潜りシロアリ駆除を開始!

床下に入ってシロアリ駆除を開始します。

床下での作業の手順を「バリア工法」と
呼ばれる最もメジャーなシロアリ駆除の
やり方に沿ってご紹介していきます。

 

床下では大まかに

  • 被害に遭った木材の穿孔と薬剤の注入
  • 木材全体への吹付け処理
  • 土壌への散布処理

 

これらの作業をおこないます。

床下の被害部への穿孔注入処理(穴あけ)

まずは被害部分の駆除処理から。

被害が進行して食い荒らされた木材には、
木材に穴を開けて薬剤を注入します。

 

穴を開けると薬剤を内部に浸透させて
シロアリ駆除を効果的に行えます。

 

「建物の耐久性に影響は出ないの?」
というご質問を受けることがありますが
小さな穴なので問題はありません。

 

中には木材があまりにもシロアリに
食べられすぎてスカスカになって
しまっている事もあります。

 

その時は点検員が部材の交換をおすすめ
させていただいています。

最後に表面も薬剤でコーティングします。

木材全体への吹き付け

被害が無い木材には表面全体に薬剤を
吹き付けます。

 

ちなみに被害の無い木材には穴を開けません。
開けても薬剤の浸透具合はほぼ一緒です。
闇雲に穴を開ける必要はないのです。

 

例外で被害が頻発するタイル浴室の下の土台
などに限り“千鳥穿孔”という穴あけ処理を
実施します。

 

木材用の薬剤にはシロアリ駆除だけでなく、
防腐・防カビの成分も含まれています
木材を健全に保つ重要な処理といえます。

土壌面への防蟻処理(土壌処理)

土壌面全体に薬剤を散布します。
シロアリは土の下から床下に侵入します。
薬剤は土壌の表面にシロアリの侵入を防ぐ
バリアをつくります。

 

シロアリが土から上がってきている箇所は
シロアリの通り道(蟻道)を壊して
薬剤を処理します。

 

床下に防湿シートが敷かれている場合は
シートをめくりながら土壌面に
薬剤を散布します。

 

床下がコンクリートの場合は表面全体に
散布をします。

 

これで、床下のシロアリ駆除は完了です!

ちなみにシロアリ1番!では保証期間である
5年間は定期的な点検を行いません。
薬剤の効果が薄れないようにするためです。

 

バリア工法は施工後は床下に入らないことが
原則です。

 

「保証期間中〇回無料で点検を行いますよ」
という業者は一見聞こえはいいと思いますが
薬剤への影響を考えていないと言わざるを
得ません。

手順⑤:玄関部のシロアリ駆除を行う

玄関たたき穿孔

床下作業が終わったら、玄関や勝手口、
土間の処理を行います。

 

玄関での作業と聞くと「シロアリがいるのは
床下なのになんで玄関でも工事をするの?」
と思われるかも知れません。

 

実は玄関はシロアリが通り道に利用します。
タイルの下は土になっているのでシロアリは
そこから侵入し框や巾木に被害を与えます。

 

しかし玄関は床下から薬剤散布できません。
そのため床上から薬剤を注入するという
特別な手順を踏む必要があるのです。

 

ちなみに玄関は建物によって
施工内容が異なります。
今回は代表的な施工の手順をご紹介します。

タイル目地を穿孔して薬剤を注入する

玄関のタイル目地に6mmほどの穴を開けます。
コンクリートを貫通させて下の土壌や砂利に
なっている部分に薬剤を注入処理します。

 

コンクリート注入用のノズルを装着して
薬剤を注入します。

▼タイル目地穿孔の動画を作成しました!

穿孔した穴をモルタルで補修する

穴はモルタルでしっかり補修します。

施工直後はモルタルが水分を含んだ状態、
周りに比べて色が濃くなっています。
乾けば元のタイル目地に近づきます。

▼タイル目地の補修動画を公開しました!

玄関で穿孔注入処理を行う場所

玄関ではタイル目地以外にも

  • ドア木枠
  • 袖壁
  • 下駄箱の中

 

などにも必要に応じてドリルで穿孔し、
薬剤を注入します。

 

シロアリ駆除というと床下での作業ばかりを
イメージしがちですが、このような場所も
実はシロアリの被害が多いのです。

手順⑥:必要に応じて浴室部のシロアリ駆除を行う

浴室がタイル貼り(在来浴室)の場合は
壁や入口のドア枠に薬剤の穿孔注入処理を
実施します。

 

在来浴室は玄関と構造がとても似ているので
特別に処理を加える必要があります。

浴室の壁に穿孔注入処理を行う

壁のタイル目地に3mmの小さな穴を開けて
薬剤を注入します。

 

壁の中は空洞ですので、内部の木材に
薬剤をしっかり処理します。

穿孔した穴を補修する

開けた穴はモルタルなどで埋め戻します。

施工後約1日はなるべく補修箇所に水を
当てないようにすれば通常どおり浴室は
ご利用可能です。

 

壁以外にも床面のタイル目地やドア枠や
敷居に薬剤注入する処理方法もあります。

手順⑦:シロアリ駆除後の施工報告を行う

シロアリ調査のイメージ

これでシロアリ駆除は完了です!
一般的な戸建て家屋だと半日程度の
作業になります。

 

シロアリ1番!ではシロアリ駆除の様子を
施工時に撮影した写真をタブレットでお見せ
しながらご説明させていただきます。

これでしっかり5年保証が付きます

シロアリ駆除には5年間の再施工保証が
つきます。

 

ただし被害の大きさによっては保証をお出し
できないケースもありますので
ご了承ください。

 

保証の有無については事前の無料点検の際に
スタッフからご説明があります。

 

万が一シロアリ駆除を行なった後に
「また羽アリが出てきた!」
となってしまっても、ご連絡をいただければ
無料でお伺いして対応します。

 

保証が満了するタイミングで再点検実施の
ご案内を郵送させていただいております。

本当に大切なのはシロアリ「予防」!

バリア工法の木部処理

私たちはシロアリ駆除をあまり行なって
ほしくないと思っています。

 

なぜなら、シロアリ駆除を行うということは
既に大切な建物がダメージを受けて
しまっていることを意味するからです。

 

お家を長く維持するためには、床下をはじめ
建物のメンテナンスがとても大切です。

 

シロアリが侵入するよりも前に予防工事を
実施すればシロアリ被害のリスクを極めて
小さくすることができます。

 

シロアリ被害に遭ってしまった時はもちろん
処理が必要ですが、そうでなくても築10年を
経過したのであればシロアリ予防を実施する
事でお家の格段な長持ちにつながります。

 

確かにシロアリ予防には費用がかかります。
しかし建物の寿命が延びればそれを上回る
利益が生み出せます。

 

シロアリ1番!ではシロアリ調査は
調査~お見積りまでは無料で承っております。

 

まずは「今の現状だけでも確認したい」という
場合にもお気軽にご活用ください!