シロアリ駆除の手順を公開!見えざる床下での作業に迫る【動画付き】|シロアリ1番!

COLUMN

シロアリコラム

投稿日 2018.05.21 / 更新日 2021.01.13

シロアリ駆除

シロアリ駆除の手順を公開!見えざる床下での作業に迫る【動画付き】

木部処理

WRITER

木村健人

WRITER

木村 健人

しろあり防除施工士

木村健人

シロアリ・木材腐朽菌に対する木材保存・薬剤性能評価について在学中に研究。2009年新卒でテオリアハウスクリニックに入社。数千件のシロアリ調査・駆除に従事。現在はWEBマーケティングを担当。

シロアリ駆除といっても、業者による駆除の方法はなかなか公開されていません。実際にはどうやって駆除しているのか。知りたくても見えない床下の作業だからなかなか知ることは出来ないですよね。

このページではシロアリ1番!のシロアリ駆除の手順を

  • シロアリ駆除を行う前の準備
  • 床下での施工内容
  • 床上での施工内容

 
の3つの段階に分けてご紹介していきます。

ここまで知ることが出来れば、あなたもシロアリ駆除業者に頼みやすくなるのではないでしょうか。それではシロアリ駆除のプロが解説していきます!
シロアリ1番!が選ばれる理由

手順1.シロアリ駆除 をする前に“大切な養生”

シロアリ駆除を実施する前に、とっても大切な作業があります。それは“養生(ようじょう)”です。

シロアリ駆除は床下と外とを往復する必要があります。そのため、養生がいい加減だと床下のホコリが室内に舞ってしまったり、作業中のニオイが床上に漏れ出してしまいます。

シロアリ1番!ではシロアリ駆除の品質はもちろん、養生もしっかりと行ってホコリや汚れを気にされずに安心していただけるよう心がけています。

1.入り口から専用のシートで床を保護

廊下の養生
出入り口から点検口までシートを敷きます。ホースなどを床下に通しますので、床や壁を汚さないように確実に養生していきます。

2.床下点検口(収納庫)周りの床もシートで保護

点検口の養生
特に点検口周辺は床下の出入りが激しい場所ですから丁寧に実施します。

3.専用の養生ポールを設置

養生ポールの使用
極力、内装材にテープを貼り付けないで済むように、専用のポールを使用します。

養生
そして、テントの様にビニールシートで覆っていきます。

4.ポリフィルムで点検口を立体的に囲う

養生
これで、養生(ホコリ・汚れ対策)はバッチリです!

手順2.床下に入るための準備

さて、養生が終わったらシロアリ駆除をするために床下に入る準備をしていきます。プロのシロアリ駆除は使う道具もちょっと違います!まずは、身につけるモノを見ていきましょう。

保護道具

1.つなぎ、2.頭巾(保護帽子)、3.ライト(ヘッドライト)、4.防塵マスク、5.ゴム手袋
この他、「膝・肘パッド」や「ゴーグル」なども使用してシロアリ駆除施工を実施していきます。

POINT なんでココまで完全防備なの?

床下を匍匐前進で移動しますので、汚れ対策やホコリ対策のために完全防備で万全の準備をします。大きなマスクは床下で舞い上がったホコリを吸い込まないためにとっても重要です!もしかしたら「薬剤が危ないんじゃないの?」と思われるかも知れませんがご安心下さい。シロアリ1番!ではタケロックという非常に安全性の高い薬剤を使用していますのでお客様も施工スタッフも安全に施工がおこなえます。タケロックは出雲大社など多くの歴史的建造物に実績のある有効成分を使用した安全性・実績ともに高いシロアリ防除薬剤です。

手順3.使用する機材や道具の準備


プロのシロアリ駆除業者が使用する機材はワンボックスカーに丸々積載されます。

施工車両の中身

1.薬剤を散布するための動力噴霧器

モーターの力で薬剤を吸い上げて薬剤を散布します。電気が必要なので、施工時はお客様宅の電源をお借りします。

2.薬剤タンク

木部用と土壌用の2種類を使用します。

3.ノズル類

専用のノズルを複数種類組み合わせて使います。その現場ごとに適したものを使い分けてシロアリ駆除を実施するのです。

電動工具も準備


シロアリ駆除は実はいろいろな電動工具を活用しています。木材の穴あけやコンクリートの穴あけなどには、専用のドリルを使用しますし、合板をカットするための電動丸ノコもあります。

POINT 過電流遮断器を持参

シロアリ1番!では、電源をお借りする際は万一の漏電や過電流にも対応出来るように、過電流遮断器を持参してお客様にご迷惑をお掛けしないよう最善を尽くしております。

 

手順4.いざ、床下に潜りシロアリ駆除を開始!

床下に入ってシロアリ駆除を開始します。床下での作業の手順を「バリア工法」と呼ばれる最もメジャーなシロアリ駆除のやり方に沿ってご紹介していきます。

床下では大まかに

  • 被害に遭った木材の穿孔と薬剤の注入
  • 木材全体への吹付け処理
  • 土壌への散布処理

 
これらの作業をおこないます。

床下の被害部の穿孔注入処理(穴あけ)


まずは被害部分の駆除処理から。被害が進行して食い荒らされた木材には、木材に穴を開けて薬剤を注入します。

POINT 被害部になぜ穴を開ける必要があるの?

シロアリの被害は木材の内部まで進行します。穴を開けることで、薬剤を内部に浸透させてシロアリを効果的に駆除できるのです。

 
また、「建物の耐久性に影響は出ないの?」というご質問を受けることがありますが基本的に小さな穴なので問題はありません。
中には木材があまりにもシロアリに食べられすぎてスカスカになってしまっている事もあります。

内部に薬剤を注入したら、木材の表面にも薬剤を噴霧してコーティングします。

木材へ防腐防蟻処理(吹付け処理)

木部処理
被害が無い木材は、基本的に木材表面への吹付け処理をおこないます。

穴を開けなくていいの?と思われるかも知れませんが、被害の無い木材に穴を開けて薬剤を注入しても、中に空洞が無いので薬剤はほぼ浸透しません。ですから闇雲に穴を開けて薬剤注入する必要はないのです。

とはいえ、特に被害が頻発するタイル浴室の下の土台など、必要と判断した場合に限り、“千鳥穿孔”という専門の穴あけ処理を実施します。

ちなみに、この木材表面への吹付け処理はシロアリ駆除だけでなく、防腐(腐れ防止)防カビの成分も含まれていますので、木材を健全に保つ上でも重要な処理といえます。

土壌面への防蟻処理(土壌処理)

土壌処理
シロアリはどこから侵入するかというと、土の中から侵入します。ですから、土壌面は全体に薬剤を散布していきます。

全体に散布することで土壌の表面にバリア層が作られるため、シロアリが根本的に侵入できなくなります。シロアリが土から上がってきている箇所は、シロアリの通り道(蟻道)を壊して薬剤を処理します。

ちなみに、この物件は床下に防湿シートが敷いてありました。防湿シートの場合はシートをめくりながら土壌面に薬剤を散布します。コンクリートの床下の場合は、コンクリートの表面全体に薬剤処理をします。

これで、床下のシロアリ駆除は完了です!

土壌処理は、“バリア層を作る“という意味があるので、施工後は基本的に床下に入らないことが原則です。
「保証期間中〇回無料で点検を行いますよ」という業者は一見聞こえはいいと思いますが薬剤への影響を考えていないと言わざるを得ません。

手順5.玄関の処理

床下作業が終わると、次は玄関や勝手口、土間の処理を行います。玄関処理は建物によって内容が変わりますので、この作業を全てのお家で実施するわけではありません。今回は代表的な施工方法をご説明していきます。

そもそもなぜ玄関は別途処理するの?

玄関や勝手口土間、タイル浴室などは床下空間がありません。そのため床下からの施工では不十分なことがあります。それに加え、見えない密閉空間なので実はシロアリの被害がとっても多い場所なのです。ですから入念にシロアリ対策を実施する必要があります。

玄関タイル目地穿孔注入処理

玄関処理
玄関のタイルの目地に鉛筆の太さ(6mm)ほどの穴を開けます。玄関タイルの下はコンクリートが施工されていますが、その下は土壌や砂利です。コンクリートを貫通させて下の土壌部分に薬剤を注入処理します。

薬剤の注入
コンクリート注入用のノズルを装着して薬剤を注入します。

▼タイル目地穿孔の動画を作成しました!

穴の補修

穴の補修
穴はモルタルでしっかり補修します。施工直後は水分を含んで色が濃くなっていますが、乾けば元のタイル目地に近づきます。

▼タイル目地の補修動画を公開しました!

玄関タイル目地穿孔注入処理以外にも

  • ドア木枠の薬剤注入処理
  • 袖壁への壁内注入処理
  • 下駄箱内の穿孔注入処理

 
など、建物構造に応じた施工を実施します。

シロアリ駆除というと床下での作業ばかりをイメージしがちですが、このような場所も実はシロアリの被害が多いのです。

手順6.浴室の処理

タイル張りの浴室は玄関と構造が似ています。ですから壁を中心に穿孔注入処理を実施します。※現在主流のユニットバスでは施工はおこないません。

浴室壁穿孔注入処理


壁のタイル目地に3mmの小さな穴を開けて薬剤を注入します。


壁の中は空洞ですので、内部の木材に薬剤をしっかり処理します。

穴の補修


開けた穴はモルタルなどで埋め戻します。施工後約1日はなるべく補修箇所に水を当てないようにすれば通常どおり浴室はご利用可能です。壁以外にも、床面のタイル目地やドア枠や敷居などに薬剤注入する処理方法もあります。

手順7.シロアリ駆除後の施工報告を行う


このような流れでシロアリ駆除は完了です!

一般的な戸建て家屋で半日程度を見ていただければ施工は可能です。施工後は施工部分の確認をしていただき、タブレットなどを使用してシロアリ駆除の写真をお見せしながら施工説明をいたします。

 

これでしっかり5年保証が付きます

シロアリ保証書
シロアリ駆除を業者に依頼すれば5年間保証がつきます。万が一、“羽アリが出てきた!“ など異常が起きても、保証があればその場で無料施工対応してくれます。また、施工後に異常が見られない場合は、バリア処理を壊さないためにも床下に入る確認調査は最小限に留めるべきです。シロアリ1番!ではお客様の時間的負担が極力少なくなるよう、保証満了前に最終点検実施のご案内を郵送させていただいております。(写真の保証書は一例です。)

 

これはシロアリ駆除。本当に大切なのはシロアリ予防!


私たちはシロアリ駆除をあまり行なってほしくないと思っています。

なぜなら、シロアリ駆除を行うということは既に大切な建物がダメージを受けてしまっていることを意味するからです。

お家を長く維持するためには、床下のみならず建物のメンテナンスを考えることがとっても大切です。シロアリに関して言えば、被害にあう(シロアリが侵入する)前に事前にシロアリ予防を実施さえしておけば、格段にお家は長持ちしますし、シロアリ被害のリスクも極めて小さくすることができます。

シロアリ被害が既に見られる場合はもちろん処理が必要ですが、特にまだ見られないけど、築10年も経過している場合は、シロアリ予防の実施を検討してみては如何でしょうか。シロアリ1番!ではシロアリ調査、お見積りまでは無料で承っております。まずは、今の現状だけでも確認したい、という場合にもお気軽にご活用ください。

シロアリ1番!が選ばれる理由

シロアリ1番1調査申込み