「シロアリ予防は5年ごと。」なぜ5年ごとの薬剤処理が必要なの?|シロアリ1番!

COLUMN

シロアリコラム

投稿日 2018.08.20 / 更新日 2020.05.11

シロアリ駆除

「シロアリ予防は5年ごと。」なぜ5年ごとの薬剤処理が必要なの?

WRITER

木村健人

WRITER

木村 健人

蟻害・腐朽検査士

木村健人

シロアリ・木材腐朽菌に対する木材保存・薬剤性能評価について在学中に研究。2009年新卒でテオリアハウスクリニックに入社。数千件のシロアリ調査・駆除に従事。現在はWEBマーケティングを担当。

シロアリ予防は5年ごと

「シロアリ予防は5年ごとに行なったほうがいいですか?新築の時の保証が切れたようなのですが、わざわざ5年でシロアリ予防をし直す必要があるのかと思っています。」

 

結論から言うとこれはちょっとアブナイ考え方なんです!

このページでは

  • シロアリ予防の薬剤のなくなり方
  • 築浅でも5年ごとのシロアリ予防が必要な理由

 

これらについてご紹介していきます。

シロアリ1番!が選ばれる理由

シロアリ予防の薬剤効果が5年でなくなる理由

シロアリ予防の薬剤効果が5年でなくなるのは、健康面・安全面の考慮や環境への配慮を行なっているからです。

もともとシロアリ予防の薬剤は一度散布すると効果が5年以上残り続けるものばかりでした。しかしその強すぎる薬剤の成分が原因で体調不良を起こしてしまう人が続出するという社会問題が1990年代後半~2000年代前半頃に起きてしまいました。また、環境問題についても時代の流れとともにクローズアップされ、シロアリ防除薬剤も環境汚染として問題となってきた過去があります。

現在に至るまでにシロアリ予防の薬剤は飛躍的に進化しました。それは安全面であり、臭いであり、効果であり…。いろいろな部分が進化し、今も新しい薬剤が開発され続けています。

昨今シロアリ予防に使われる薬剤は「環境を汚さないようにする」という点をとても意識しています。薬剤の効力についても「自然に分解されるような薬剤にしよう」という考え方で作られるようになりました。その結果が「5年」という目安なのです。実際に(公社)日本しろあり対策協会の防除施工標準仕様書では「5年を目途に再処理(シロアリ予防)する」としています。

シロアリ予防の薬剤は5年後に分解が始まるわけではない!

シロアリ予防の薬剤は

  1. 水分
  2. 強アルカリ、強酸
  3. 金属イオン
  4. バクテリア(シュードモナス)

 
などにより分解されていきます。しかしよく

「シロアリ予防から5年間は薬剤の有効成分が残り、そのあと徐々に分解され始める」

 

と思われている方がいます。でも実は違うんです。

シロアリ予防の薬剤は、散布直後から分解がはじまります。その分解が徐々に進行していき、5年が経過するころにはもう保証が出来ないくらいに有効成分が消失しているのです。

言い換えると、5年が経過した時点でシロアリに対して無防備な状態になってしまっているということを覚えておきましょう。

建ててから5年・10年のうちはシロアリ予防は必要ないかな…?

ここまで読んでいただいた方の中には

「いくらシロアリ予防の効果がなくなったといっても、そもそも築5年や10年でシロアリの被害に遭うことはないでしょ?」

 

と思う方もおられるかも知れません。
しかし残念ながら次のような調査結果が出ているのです。

なんと、築25年以上で5棟に1棟がシロアリ被害を受けているという事が明らかになっています。お隣さん(左右後)、お向かい、我が家、この内のどれか1棟はシロアリ被害があるってことです。それに、築浅のお家でも被害を受ける建物が少なからずあるのです。

【結論】5年毎のシロアリ予防を推奨します!

シロアリに対して無防備な家

ということで、「シロアリ予防工事は5年毎にやる必要があるか」について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?薬剤の効果は目に見えないですし、実際にシロアリが侵入する床下も普段は目にする機会がないはずです。

ですが、だからこそ5年毎の防蟻工事は建物を長持ちさせる上でとっても重要です。万が一、シロアリが入ってしまったらシロアリ駆除だけでなく、その部分の補修が必要になってしまいます。また、そのような費用的な部分だけではなく、建物寿命にも少なからず影響がでてしまいます。

シロアリ予防をすれば5年間は見えない床下のことを気にせず暮らすことができますし、建物の長寿化につながるので費用を上回るリターンを得ることができますよ!

シロアリ1番!のスタッフ

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