シロアリ予防は何年おきにするのがいいの?【5年ごとが正解です】|シロアリ1番!

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シロアリコラム

投稿日 2018.08.20 / 更新日 2021.09.30

シロアリ駆除

シロアリ予防は何年おきにするのがいいの?【5年ごとが正解です】

WRITER

木村健人

WRITER

木村 健人

しろあり防除施工士

木村健人

シロアリ・木材腐朽菌に対する木材保存・薬剤性能評価について在学中に研究。2009年新卒でテオリアハウスクリニックに入社。数千件のシロアリ調査・駆除に従事。現在はWEBマーケティングを担当。

「シロアリの予防・対策は繰り返し行う必要があるのですか?だとしたら何年おきに行うのがいいのでしょうか?」

 

これまでたくさんのお客様とお話をする中で、シロアリ対策についてこのようなご質問をいただく機会が何度となくありました。

また、中には「そもそも私の家ってシロアリの心配をする必要がありますか?」と、シロアリを予防するという考え方そのものに対して疑問を持たれている方もおられました。

結論として、シロアリの心配を一切する必要がない建物は基本的には存在しないと言っていいでしょう。

このページでは

  • シロアリ予防が必要な家とは?
  • シロアリの対策は何年おきに必要か
  • シロアリに対するよくある勘違い

 
についてまとめていきます。

シロアリ1番!が選ばれる理由

シロアリ予防が必要な家

シロアリ予防はどのような建物で必要なのでしょうか。結論から言うと、日本における建築のそのほとんどが何らかのシロアリ対策は必要となります。

ここで、「シロアリ予防が必要かどうかは建物の作りや築年数によるんじゃないの?」と思われる方の根拠は大まかに次のどれかです。

  • 建てたところに大丈夫だと言われた
  • 鉄骨・RC造だから大丈夫
  • 床下がコンクリートだから大丈夫
  • 加圧注入剤を使っているから大丈夫

 

しかし、これらの考えはいずれも誤りと言わざるを得ません。

その理由について詳しく解説していきます。

建てたところに大丈夫だと言われた
家を建てた工務店さんなどが「シロアリ対策は必要ないですよ」と言っていたとしても、それは「永久的にシロアリを心配する必要がない」という意味ではありません。

そのような薬剤は存在しませんし、もしあったとしてもそれは人体にまで影響を及ぼす危険な成分であることでしょう。

「シロアリ対策は必要ない」というのは、「新築時には予めシロアリ対策が施されているので5年間は必要ありません」ということに過ぎないのです。

そのため、シロアリを予防できる期間が過ぎれば、その効果を元に戻すための際施工が必要となります。

次のような調査結果が出ています。

なんと、築25年以上で5棟に1棟がシロアリ被害を受けているという事が明らかになっています。お隣さん(左右後)、お向かい、我が家、この内のどれか1棟はシロアリ被害があることになります。

新築から5年以上が経過した状態で何もしないでいると、シロアリの被害を受けるリスクがどんどん上がっていくのです。

鉄骨・RC造だから大丈夫
そうともいいきれません。

なぜかというと、どんな建物でも木が使われているからです。

一般家屋はもちろんのこと、たとえマンションであったとしても木材は必ず使用されています。シロアリが侵入しにくいかしにくくないかの違いしかないためです。

また、ビルでも木材が使われた構造は存在します。木材が見えないので一見シロアリと無縁に思われがちですが、実際に室内や柱から羽アリが発生したという事例も経験しています。

本当に必要のない建物と言うのは高層ビルに見られるような木材を使用していない工法の建物に限ります。

確かに鉄骨やRC造の建物がシロアリの被害に遭ったとしても、建物の耐震強度に影響を及ぼしたり、倒壊してしまうことはないかもしれません。しかし、シロアリはフローリングや玄関框などの内装材を食べることもできます。

万が一シロアリに食べられてしまったときは見栄えも悪くなりますし、床のきしみなどの原因にもなってしまいます。

床下がコンクリートだから大丈夫

シロアリは床下がコンクリートでも侵入することができます。

近年多くの建築において採用されている床下のコンクリート化。その工法には

  • 土の上にコンクリートを流し込む土間コンクリート
  • コンクリートの箱を作るイメージのベタ基礎

 
の2つのタイプに分かれます。いずれも床下が全てコンクリートであることに変わりはなく、どちらもシロアリの侵入はできなそうに見えます。

ですが、実際はどちらも侵入されます。

コンクリートには、シロアリが侵入できるだけの小さな隙間があるからです。コンクリートには、「固まると縮まる」という性質があります。固まるとどうしてもその特性が働くことによって際に隙間が開いてしまうのです。これをシロアリは見逃しません。シロアリにとってコンクリートは土となんら変わりない存在と言えます。

コンクリートを流し込んだ直後であればそのような隙間はできません。ところが、年数を経つごとに大きな隙間ができるようになり、その分シロアリも侵入しやすくなります。

「最初から箱型に成形したコンクリートを床下に配置するベタ基礎だったら大丈夫じゃないの?」と思われるかも知れません。

確かに箱型のベタ基礎であれば一見すると入らなそうに見えます。でも、どうでしょう。配管などがコンクリートを貫いています。

せっかく一体型のコンクリートの箱を作り出したのに、残念なことに建物を建てるには配管などを通さなければなりません。

また、一体型の構造を作るためには間に「セパレート金具」というプレートを挟むことが多く、この金属が劣化すると隙間が生まれます。

このようにベタ基礎にもシロアリのリスクは潜んでいます。実際、私も調査中に多くの突破された物件を目の当たりにしてきました。

これらのことから、たとえ床下がコンクリートであってもシロアリ対策が必要であることは明らかです。

加圧注入剤だから大丈夫
近年、住宅へ用いられる木材(土台や大引きなど)に多く取り入れられている「加圧注入材」。

名前の通り木材に圧力を加えることである程度木材の内部にまで薬剤を浸透された材のことです。

この材は、内部に浸透させていることによる成分の変化が少なく、長期間の持続効果を持った素晴らしい材ではありますが、これがかえって人の考えを惑わせることになってしまっています。

『薬剤が仲間で浸透していて効果が長期間に渡って持続する』

この言葉から連想されるのは「シロアリに食べられない木材である」ということです。しかし本当にそうでしょうか?「加圧注入材」という名前だけで安易に考えるのは適切ではないと言えます。

しっかりと加圧注入材の特性を考慮して考える必要があります。

一般的に使用される加圧注入剤は「ACQ」と呼ばれるものです。ではACQが実際どのようにしてシロアリに作用するのかご存じでしょうか?

このことを知らずして加圧注入材を語っていると痛い目を見ることになります。

ACQの目的はシロアリの体内に共生している原生動物の動きを封じることにあります。シロアリは腸内に共生させている原生動物の力を借りて生きているため、原生動物が死滅してしまうと木材を分解できなくなって死んでしまいます。

しかし、よく考えてみればどうやってシロアリの体内へACQを持って行くのでしょうか?そう、実際にはシロアリが木材を食べなければ効果は発揮されないということです。

また、体内に入らなければ効果がでないと言うことはシロアリがこの木材の表面に蟻道を作り、通過しても死なないということになります。さらに言えばシロアリに食べてもらわなければいけないため、シロアリが嫌わないよう忌避効果も持たせていません。

つまり、シロアリが侵入して加圧注入材を食べればいいですが、忌避性はないためもしかすると通過して加圧注入材でない木材にたどり着いてしまうかもしれませんね。

建物の全てが加圧注入材ではないのでこれらのことを理解していなければ、普通に食害を受けるリスクもあるということに気付けないでしょう。

建物の作りや築年数は関係ない
これらのことからシロアリが建物に侵入できる状態となっている以上は、築年数や構造に関係なくシロアリのリスクが存在することがわかります。

5年ごとのシロアリの対策はとても大切なのです。

「シロアリ予防は何年おき?」の答えは「5年」


先ほど、シロアリの薬剤は時間が経てば効果が薄れてしまうので定期的な際施工が必要、というお話をしました。

では、シロアリ予防はどれくらいの頻度で行うのがいいのでしょうか。既にお気づきかも知れませんが、それは5年です。

シロアリ予防は5年おきに行うのがベストです。なぜなら、シロアリ予防に使われる薬剤は5年で効果がなくなるからです。

  1. 薬剤を散布
  2. 5年後に薬剤の効果が切れる
  3. 床下に薬剤を再び散布

 

というサイクルを繰り返せば、建物をシロアリから守り続けることができます。

疑問:お願いする業者によるんじゃないの?

シロアリ予防はどの業者にお願いしても「5年おき」です。

なぜかというと、市場に出回っているシロアリ予防・駆除の薬剤は5年で効果がなくなるように作られているからです。

(公社)日本しろあり対策協会により認定されている薬剤は5年で効果がなくなるものばかりです。

もし、「5年以上効果が続く」という説明をシロアリ業者がしていたら、その薬剤はシロアリ対策協会による認定を受けていない可能性が大きいので注意しましょう。

例外も存在する

とはいえ、信頼できる薬剤の中にも効果が5年でないものも存在します。

考えられるケースは2つあります。

1つは、安全であることをしっかりと確かめた上で5年以上効果が続くことも分かっている認定薬剤です。

通常のシロアリ業者が扱うことはまずありませんので、(公社)日本しろあり対策協会の認定薬剤かどうかを聞いてみるといいでしょう。

もう1つは、「ベイト工法」によるシロアリ駆除です。

ベイト工法では「ステーション」と呼ばれるシロアリの毒エサが入った容器をおおよそ半年~1年ごとにチェックする必要があります。

なぜ「5年」でつくられているの?

健康・安全面に配慮して作られているからです。

もともとシロアリの薬剤は一度散布すると効果がずっとなくならないものばかりでした。

しかし、そのことが社会問題を引き起こします。

床下に散布した薬剤が原因で体調不良を起こしてしまう人が1990年代後半~2000年代前半頃に続出してしまったのです。

また、人体だけでなく環境汚染の原因となっていることも分かってきました。

そういったことから、シロアリの薬剤は

「環境を汚さないようにする」
「人体への影響がないようにする」

という点をとても意識するようになりました。

効果が5年なのは「自然に分解されるような安全な薬剤にしよう」という考え方のもと作られているからです。

シロアリ予防の薬剤は5年後に分解が始まるわけではない

シロアリ予防の薬剤は

  1. 水分
  2. 強アルカリ、強酸
  3. 金属イオン
  4. バクテリア(シュードモナス)

 

などにより分解されていきます。

よく

「シロアリ予防から5年間は薬剤の有効成分が残り、そのあと徐々に分解され始める」

と思われる方がいますが、これは誤りです。

薬剤の分解は散布した直後からはじまります。その後じわじわと時間をかけて分解されていき、5年が経過するころには大半の成分がなくなっています。

つまり、5年経つ頃にはいつシロアリが入ってきてもおかしくない無防備な状態になってしまっているのです。
 

まとめ

今回は、シロアリを予防する必要性や何年おきに必要なのかについてご紹介してきました。

薬剤は乾いてしまえば目に見えなくなりますし、シロアリが侵入する床下も普段は見えない場所です。そんな場所で何が起きるのかはあまりイメージできないと思います。

ですが、だからこそ5年ごとのシロアリ予防は建物を長持ちさせる上でとっても重要です。

万が一、シロアリの被害に遭うと駆除や補修で多くの費用が必要になりますし、建物の寿命にも影響がでてしまいます。

シロアリ予防をしっかりと行っておけば建物の長寿化につながりますので、住んでもよし、貸してもよしなお家にすることができますよ。

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シロアリ1番!が選ばれる理由