シロアリとクロアリを見分ける方法は?|シロアリ1番!

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シロアリコラム

投稿日 2017.08.30 / 更新日 2020.05.30

シロアリ駆除

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シロアリとクロアリを見分ける方法は?

WRITER

田中勇史

WRITER

田中 勇史

しろあり防除施工士

田中勇史

大学では昆虫類の研究に携わる。2007年テオリアハウスクリニックに新卒入社。これまで3000件を超える家屋の床下を調査。皇居内の施設や帝釈天といった重要文化財の蟻害調査も実施。大学の海外調査にも協力。

「シロアリとクロアリを見分けるにはどうすればいいですか。それぞれの特徴や見た目の違いについて知りたいです」

 

このような疑問にお答えします。

アリには大きく「白アリ」と「アリ(クロアリ)」がいますが、住まいの耐久性や耐震性に被害を及ぼすのはシロアリです。しかしシロアリは主に床下や木材のなかに生息しておりなかなか人目に触れる機会がないので、家の中にアリが出てきたときは「これってシロアリ?それともクロアリ?」と迷ってしまうかも知れません。

このページを読んでいただくとシロアリとクロアリを

  • 見た目
  • 発生した時の状況

 

という視点から見分けることができるようになります。

シロアリとアリ(クロアリ)の見た目での見分け方

まずはシロアリとクロアリの見た目の違いをざっと表で確認してみましょう。シロアリは多くの場合私たちの前に「翅がついた」状態(羽アリ)で現れます。しかし翅をつけるのはクロアリも同じです。まずはそれぞれの「羽アリ」の見た目の違いを知っておきましょう。

シロアリとクロアリの羽アリを見分けるポイントは

  • 翅の大きさ
  • 胴体のクビレ

 

の2つです。

シロアリ クロアリの仲間
シロアリの羽アリ クロアリの羽アリ
胴体 くびれがない くびれがあり、頭部・胸部・腹部に分かれる
翅の形 前後の翅の大きさがほとんど同じ 頭に近いほうの翅が長く、お尻に近い翅は短い
その他 翅が取れやすい 翅は引っぱらないと取れない

※種類によって、発生時期・体形に微妙な違いがあります。

 

翅が取れたシロアリとクロアリの見分け方

シロアリとクロアリの羽アリに共通するのはどちらも「翅を落とす」ということです。それぞれが翅を落とした姿についても確認してみましょう。

シロアリ(翅が取れた状態)

シロアリの落翅虫

クロアリ(翅が取れた状態)

女王アリが翅を落とした状態

クロアリとシロアリの羽アリはどちらも胴体が黒いため、色だけでは違いが分かりづらいと思います。

羽アリのときと同様に「くびれ」で見分けをつけるようにしましょう。

 

シロアリとアリ(クロアリ)は発生した時の状況でも見分けがつく

シロアリとクロアリの違いは見た目で見分けることができますが、「虫を近くで見るのはちょっと・・・」という方もいるかと思います。そういう方におすすめなのは「羽アリが発生した時の状況で見分ける方法」です。

具体的には

  • 発生した時期
  • 発生した時の個体の規模

 

でも見分けることができます。

羽アリの発生時期

羽アリを室内で見つけた時期も、白アリと黒アリを区別する上で重要です。建物に被害を与える主な白アリは4月中旬~5月(ヤマトシロアリ)、6月~7月(イエシロアリ)にかけて羽アリが発生し、他の時期では発生しません。黒アリは5月から11月にかけて複数の種類がかわるがわる発生します(気候状況によって発生時期が若干ずれる場合があります)。

 

シロアリの羽アリは数十匹~数百匹単位で目にする

シロアリの羽アリは数百匹単位で発生することが多いです。シロアリの羽アリが室内から発生した場合、既に床下がシロアリ被害に遭っている可能性が高いため、駆除および予防工事を施す必要があります。シロアリ被害が深刻になると柱などの建築部材(木材)の中身がスカスカな状態となってしまい、住まいを支えるチカラが弱くなります。

 

まとめ

今回はシロアリとクロアリの見分け方を紹介してきました。注意しなければいけないのは「クロアリは家を食べないから放置しても大丈夫だな」と思ってしまうことです。

確かにクロアリそのものは建物に被害を与えることはありませんが、もしクロアリが床下から発生していた場合は「シロアリが住める環境が整っている」ことを意味します。床下の状況を確認しておくに越したことはないでしょう。

シロアリ1番!では無料の床下点検を行っています。床下点検にかかる時間は約1時間から1時間半ですので、空いた時間を使って利用できます。シロアリ被害の状況や配管周りの確認、床下だけでなく建物周りも調べるので、現状をしっかりと把握することが可能です。まずはシロアリが住み着いていないかを把握することから始めてみませんか?