見えないけれど身近なシロアリ|シロアリ1番!

COLUMN

シロアリコラム

投稿日 2019.04.03 / 更新日 2020.02.25

シロアリ駆除

見えないけれど身近なシロアリ

WRITER

上野山典之

WRITER

上野山 典之

蟻害・腐朽検査士

上野山典之

2015年新卒でテオリアハウスクリニックに入社。シロアリ防除工事に従事し、1000件を超える住宅メンテナンスに携わる。毒物劇物取扱責任者や第二種電気工事士など多数の資格を所有。

シロアリ業者は4月の終わりから5月にかけて最も忙しい時期であると言われています。それは
「シロアリを見かけた」
「羽アリが家の中に出た」
といった問い合わせが寄せられるようになるのがちょうどこの時期だからです。

シロアリが普段活動している様子は私たちの目に見えることはありません。そのシロアリが一気に飛び出してくるのが4月から5月にかけてというわけです。恐らく多くの方が「シロアリは無縁の存在だ」と思っているかもしれませんが、シロアリの存在は意外と身近なものです。今回はそれを桜の木を通してご紹介していきます。

シロアリは目に見えないだけで近くにいる生き物

桜並木
弊社東京営業所の近くにも桜並木の通りがあり、今年も満開となり、川沿いにある通りはそれを写真に収めようとする人々で賑わいを見せていました。しかしそれらの中には伐採されて切り株となり、人々の目につかなくなったものも存在しました。

切り株
スペースの都合なのか、病気で枯れてしまったのかは定かではありませんが、先ほどの枝を伸ばした雄々しい姿とは対照的です。この切り株はやがてある生き物の協力を得ながら土に還っていくことになります。その生き物こそ「シロアリ」なのです。

シロアリは自然のライフサイクルの影の立役者

土の中で活動するシロアリ
先ほどの切り株はよく見ると内側が空洞になっているのが分かります。これは木材を分解する腐朽菌が内側に侵入した証拠です。腐朽菌が木材を分解すると、シロアリを誘引する物質が出されます。そして寄ってきたシロアリの餌となるのです。

朽ち木
シロアリは光を嫌うので表面には現れませんが、地面の下では年中活動を行っており、地中に残った根も、シロアリにより分解されています。

ボロボロになった朽ち木
もしシロアリがいないと地球上は枯れ木だらけになることでしょう。地球上のサイクルでとても重要な役割を果たしているのです。

シロアリは私たちの住宅にとっては天敵となる!

シロアリによる挿し木の被害
しかし、私たち人間にとってはいい事ばかりではありません。私たちの住まいも木を使って建てているので、シロアリにとっては先ほどの切り株と違いはなく、格好のエサと見なされてしまいます。庭の挿し木や家の外回りに置いていた廃材などがいつの間にかボロボロになってしまっていた、という経験はないでしょうか。シロアリは気付かない間に忍び寄り、こういった木材を食べてしまいます。

床下のシロアリ被害
庭の挿し木や放置していた材木などであれば取り替えたり撤去してしまえば大丈夫ですが、家そのものがシロアリに食べられてしまうと建物の強度が下がり非常に危険な状態となってしまいますし、交換に必要な費用も挿し木などとは比べものにならない額になります。

一番大切なのは予防意識を持つこと

土の中のシロアリ

シロアリは土の下ならばほぼ日本全土に生息しており、むやみやたらに殺そうとする必要はありません。しかし、自分の住まいに侵入してこないための予防はしっかりと行うべきです。また、もし侵入されてしまったのであれば、早急に駆除を行い建物に入ってこないよう対策を取る事が望まれます。

羽を付けたシロアリ
先ほどもご紹介したようにシロアリは普段土の下で活動を行うのでその姿を私たちが日常生活で見かける事はありません。しかし、そこで暮らすシロアリの数が一定以上になった時、「群飛」といいシロアリは別の住処を求めて羽アリとして初めて人目に付く場所に姿を現します。つまり、羽アリを見かけたという事は既に被害が進行してしまっている事を意味するのです。

現在の状態を知るためにもまずは床下の点検を!

いずれにしても、床下の状態を確認することは非常に重要です。床下を調査することでシロアリの被害の有無だけでなく、生息している生き物から床下の状態を知ったり、どこかから水漏れがあった場合には修繕の必要性があることを知ることもできます。シロアリの羽アリが発生する時期でもあるこの機会に是非シロアリ1番!の床下無料点検をご利用してみてはいかがでしょうか。