プロ推薦の床下湿気対策「テクノガード工法」を選ぶべき理由|シロアリ1番!

COLUMN

シロアリコラム

投稿日 2018.08.27 / 更新日 2023.12.11

湿気・カビ腐れ対策

プロ推薦の床下湿気対策「テクノガード工法」を選ぶべき理由

WRITER

田中勇史

WRITER

田中 勇史

(公社)日本しろあり対策協会 防除技術委員

田中勇史

大学では昆虫類の研究に携わる。2007年テオリアハウスクリニックに新卒入社。これまで3000件を超える家屋の床下を調査。皇居内の施設や帝釈天といった重要文化財の蟻害調査も実施。大学の海外調査にも協力。しろあり防除施工士。白蟻専科研究室長。
YouTube:シロアリ駆除Channel

床下の湿気対策は何がオススメですか?
テクノガード工法ってどうなんでしょうか?

床下の湿気対策には様々な工法があります。換気扇や調湿剤などどれを選ぶべきなのかも、本当に効果があるのかも分からないですよね。そこでこの記事では、プロが推薦する湿気対策であるテクノガード工法をご紹介します。

テクノガード工法はシロアリ1番!ではスーパープレミアムプランとして取り扱っている人気工法です。

 

【プロ推奨】テクノガード工法とは

テクノガード工法は床下の土壌面を樹脂で覆い固めて湿気を根本的にカットする湿気対策です。湿気の原因である床下土壌面を完全に硬化させるため、他の湿気対策と違い半永久的な対策となります。

テクノガード工法

また、樹脂には防蟻成分が含まれており、湿気対策だけでなくシロアリ対策にもなる画期的な工法です。床下の湿気やカビ臭さ対策を検討している方だけでなく、シロアリ対策も併せて検討している方にも大変おすすめな防蟻・防湿対策工法と言えます。

テクノガード工法はこんな人向け

  • 床下の湿気やカビ臭さを改善したい人
  • 湿気対策もシロアリ対策も検討している人

他の湿気対策との比較

湿気対策には数多くの工法や商品があります。まずはそれぞれの工法について、根本的な湿気対策なのか対症療法的な対策なのかの比較や、工期や金額の違いについて見てみましょう。

根本的な対策か 施工時間 費用
テクノガード工法 約1日 約60万円
防湿シート 約1日 約15万円
床下換気扇 × 約1日 約15万円
床下調湿材 × 約1日 約40万円
土間コンクリート 4日以上 約60万円
※床解体費除く

※一般的な大きさの住宅の例

テクノガード工法と土間コンクリート打設は、床下土壌からの湿気を物理的に遮断することができます。防湿シートも物理的な遮断になりますが、土とシートが密着しないため、効果としては上の2つには劣ります。床下換気扇や床下調湿剤の2つは、根本的な湿気対策ではなく軽減する意味合いの強い工法です。

費用は根本的な対策のほうが高くなりますが、私たちとしては中途半端な対処をして後悔されるよりも、確かな効果をご実感いただけるテクノガード工法をはじめとした根本的な対策をおすすめします。

次に、根本的な対策となる3つの工法を更に細かく比較してみましょう。

テクノガード 土間コンクリート 防湿シート
防湿性能
臭いの改善 ×
床高
変わらない
×
狭くなる

変わらない
防蟻性能 × ×

 
防湿性能の面でみると、テクノガードと土間コンクリートの2つは完全に土壌面と密着するため非常に強力な防湿性能を誇ります。その分防湿シートについては密着性能が無く、湿気が隙間を通過して床下空間に充満するため、2つには劣ります。

また、テクノガード工法と土間コンクリートは土壌面が完全に密閉されるため、土特有の臭いやカビ臭に対しても非常に効果があります。私たちが施工したテクノガード工法の物件に後日伺うと、床下特有の臭いを全く感じなくなるほどです。

土間コンクリートとテクノガード工法の違い

土壌を完全に覆うテクノガード工法と土間コンクリート打設の2種類の防湿対策は、効果や性能が非常に似ています。先述のとおり、防湿効果や臭いの改善についてはどちらも非常に強力な効果を持ちます。しかし、この2種類にはいくつかの違いが存在します。

床高が低くなる/変わらない
土間コンクリートの大きな欠点は、床高を圧迫する点です。土間コンクリートの打設では少なくとも10cm程度の厚みで施工されます。もともとの床高は平均で40cm程度のため、土間コンクリートを打設してしまうと人間が通るのが大変難しくなるのです。せっかく湿気対策で環境を改善しても、今後の床下メンテナンスに支障がでては本末転倒です。テクノガード工法は床高に影響を与えることがありません。
防蟻性能がある/ない
テクノガード工法の樹脂には防蟻成分が含まれていますので、改めてシロアリ対策を実施する必要がありません。土間コンクリートはシロアリが入ってこないように感じますが、実際には取り合い部に1mm前後の隙間が生じますので、そこからシロアリが侵入することがあります

そのため、土間コンクリートを施工した場合も改めてシロアリ対策をする必要があります。

土間コンクリートは水分を多く含む
土間コンクリートの盲点が、水分を大量に含んでいる点です。湿気対策として施工しても、施工後10年程度は土間コンクリートから湿気が放出されるため、床下の空気循環が滞っていると湿気がこもってしまいます。かえってカビの原因となることもあるため、その場合は床下換気扇を併用する必要があるなどの欠点となります。

以上の点を鑑みると、根本的な床下湿気対策にはデメリットの少ないテクノガード工法が有利となります。

テクノガード工法の性能

ここからは、テクノガード工法の詳しい性能について解説します。

85%の防湿性能・高速道路に使われるほどの高耐久

テクノガード工法は先述のとおり土壌を樹脂で覆い固めて根本的に防湿する工法です。下記のとおり、無処理土壌と比較して15%という十分な防湿性能を有します。

(財)建材試験センターの透湿量測定試験結果では、無処理土壌と比較して透湿量を約85%低減する効果が確認されています。
引用:テクノガード工法パンフレット

 


ケースに施工したテクノガードポリマー

また、表面が樹脂皮膜で覆われるだけでなく、土壌自体が硬化層となるため非常に強固な樹脂層となります。樹脂は高速道路の路面に使用されるほどの耐久性があるため、一度施工すれば完全に硬化しランニングコストのかからない防湿対策となります。

使用する薬剤の安全性

テクノガード工法では、防蟻剤、ポリマー、硬化剤を施工時にエマルジョン(混合)させて散布処理します。防蟻成分(有効成分)のアセタミプリドをはじめ、使用される資材はすべて普通物です。人やペットに対しても安全性が高くなっています。また、身近な化学物質と比べても毒性が低く、安全性の高い施工方法といえます。安全性は、LD50(※)という値で比較することができ、この値が大きいほど安全性が高いことを表しています。下記に、身近な物質との比較を記載します。

物質 LD50(mg/kg) 含まれる物質・用途
フグ毒 0.0085 フグ
ニコチン 24 タバコ
カプサイシン 60-75 唐辛子
カフェイン 174-192 コーヒー・お茶
ビタミンC 11900 野菜・果物
テクノガード防蟻剤 2000以上 防蟻剤
テクノガードポリマー 2000以上 ポリマー・硬化剤

※数値が高いほど急性毒性が低い(=安全性が高い)ことを示しています。
※LD50…半数致死量のこと。物質の急性毒性の指標で、投与した動物の半数が死亡した用量のこと。

安全性が高いため、施工中でもお客様はお部屋で普段どおりお過ごしいただけます。施工中のニオイについては、個人差がありますが、以前のような何日もずっと臭いが残るものではありません。

テクノガードのデメリット

床下湿気対策として良いことばかりなテクノガード工法ですが、他の工法にデメリットが存在するようにテクノガード工法にもデメリットはあります。ここでは具体的なデメリットを解説します。

ポリマーの硬化に2〜3ヶ月かかる

テクノガード工法で施工した床下はすぐに固まるわけではありません。施工後から硬化が徐々に始まり、完全に固まって床下に入れるようになるのはおよそ2〜3ヶ月以上後で、それまでは床下への進入もできない状態が続きます。

つまり、防湿効果については施工が終わった後すぐに本来の効果を発揮するわけではありません。最初のうちは「施工をしたのに状況が改善されない」と思ってしまうかも知れませんが、硬化すると確実に湿気は低減していきます。

防蟻効果は5年間

テクノガード工法の皮膜は半永久的なものです。しかし、防蟻効果は5年が限度となります。

表面が樹脂で覆われるので侵入できないと思われるかもしれませんが、シロアリは非常に小さな生き物なのでほんの僅かな隙間からでも侵入ができてしまいます。また、いくら床下を対策していたとしてもシロアリは玄関や浴室部分から被害を発生させることもあります。

こういった状況を踏まえ、シロアリから建物を守るためには5年後に別途対策を行う必要があります。その際は、通常のバリア工法に用いられる液剤を樹脂の上から散布します。

テクノガード工法の施工方法と流れ

テクノガード工法の施工の流れについて解説します。一般的な工期は1日から2日です。

1日目午前 整地作業
1日目午後 ・木材の防腐処理
・玄関等の処理
2日目 テクノガードポリマー施工

 
床下の状態により整地作業に時間がかかるため、整地作業で丸一日かかる場合もあれば数時間で整地が完了する場合もあります。上記は平均的な施工イメージです。

1.整地作業
整地前の状態
整地前
まずは、床下の大きな石やゴミなどを取り除きます。そして土壌面も平らにしていきます。地面を平らにすることで、散布するポリマーを均一に施工することが可能となります
整地後の状態
整地後
大きな石やゴミなどが取り除かれ、土壌面が平らになっています。この作業が終わると、薬剤散布の工程に入ります。床下の状況により、この整地作業は時間が大幅に変わることがあります。
2.木部処理
整地が終わったら、まずは露出している床下の木材に薬剤を処理します。土台や束柱、大引などの木材部は、防腐・防蟻効果のある液体状の薬剤を散布・吹付けし、木材を腐朽(腐れ)やシロアリの蟻害から守ります。
3.テクノガードポリマー処理
ポリマー散布後の床下
テクノガードポリマーを散布していきます。ホースを床下に伸ばして専用ノズルを使用して施工します。テクノガード工法は隙間・ムラなどができないようゆっくりと散布をしていきます。そのため、施工は1日がかりとなることがほとんどです。水色のポリマーで床下全体を覆っていきます。
施工後のポリマーの状態
テクノガードポリマーは2〜3ヶ月で固まると無色の硬質樹脂となります。土壌と一体化して完全に硬化しますので、湿気に関しては何も処理していない土壌と比較するとおよそ6倍の遮湿効果があります

露出した床下土壌に湿気対策が必要な理由

最後に、どうして床下の湿気対策が必要なのか、その理由を解説します。土壌が露出して表面が湿っている場合、カビや腐れの発生が最も注意すべきポイントです。それ以外にも、シロアリや建物寿命、部材の劣化などの問題が生じる可能性があります。

床組に腐朽が発生し木材強度が低下する
床下の湿度が高まると、木材の含水率も上昇します。木材含水率が25%を超えると木材を腐らせる菌(キノコの一種)が木材に発生します。
腐朽は木材の5%を腐らせただけで木材強度を半分にしてしまうため、シロアリ被害よりも怖い現象です。
カビが発生し、悪臭やアレルギーの原因となる
カビは木材を腐らせる原因ではありませんが、喘息やアレルギー症状を誘発するリスクがあるため床下にカビを発生させないことが大切です。
カビが発生する条件は木材腐朽菌と同じで、木材の水分が多いと生じます。また、カビ特有の臭いが住宅内に漂うことにもなるため、住環境が悪化する要因にもなります。
シロアリの被害発生リスクが高まる
シロアリの被害
シロアリは床下から住宅の木材を食害するため、私たちが知らぬ間に侵入します。
シロアリは木材腐朽菌と異なり、乾燥した木材でも食害する可能性がありますが、床下の環境を乾燥させることでそのリスクを減らすことができます。
湿気で断熱材や床合板の劣化が進行する
床断熱材の劣化
湿度が高い状態のまま放置してしまうと、最終的に住宅の寿命が縮まる原因となってしまいます
木材腐朽菌やシロアリによる強度低下や湿気による金物のサビ、断熱材や合板の劣化などが進行するため、住宅全体に影響を及ぼしてしまうのです。
テクノガード工法がおすすめな住宅のポイント

  • 1階の押入れの中が湿気ている
  • 湿気やカビ臭さを感じる
  • 床下の木材が腐朽している
  • 床下の木材の含水率が25%以上ある
  • 床下の土壌が湿っている

テクノガード工法をご検討の方へ

テクノガード工法は床下の湿気対策を検討している方にも、シロアリ対策と湿気対策を同時に検討している方にも非常におすすめです。テクノガード工法の施工は、事前調査、見積もり、工事実施、という流れで行われます。事前調査・見積もりは無料にて承っておりますので、テクノガード工法について気になる場合は、お気軽にお問い合わせください

※テクノガードは日本農薬株式会社の商標です。

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