リフォーム後の建物から羽アリが発生した事例(東京都)|シロアリ1番!
CASE STUDY
駆除実績
2021.11.02
スタンダード
リフォーム後の建物から羽アリが発生した事例(東京都)
都道府県 | 東京都 |
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建物種別 | 木造 |
築年数 | 約50年 |
施工場所 | 床下全面 |
施工内容 | シロアリ1番!スタンダード |
施工面積 | 約50㎡ |
概算費用 | 約120,000円 |
今回はダイニングキッチンから羽アリが発生した建物で駆除を行った事例をご紹介します。
この建物は3,4ヶ月ほど前にリフォームを行ったばかりとのことでした。
築年数をお伺いすると50年ほどとのことでした。
床下にシロアリの被害を発見

床下に進入すると、キッチン下にシロアリの被害を発見しました。

シロアリは束石から蟻道を作って上に登り、大引きまで被害を与えたようです。


土台部分にも広範囲でシロアリの被害が発生していました。全ての被害箇所でシロアリが生息していたというわけではなく、過去に生息していた箇所もありました。長い年月をかけて建物のあちこちをゆっくりと食べていったことが伺えます。
過去50年で防蟻工事を実施したことがあったかどうかをお伺いすると、浴室のリフォームをした際に業者が軽く消毒を行ったが本格的な対策はしていなかったとのことでした。
シロアリは床下全体に専用の薬剤を散布することで対策できます。しかし裏を返せばそれ以外の方法ではシロアリを防ぐことは困難です。
床下の現状をご報告し、「シロアリ1番!スタンダード」での駆除のご依頼をいただきました。
高低差の多い床下での作業
床下は一般的な建物よりも複雑で入り組んだ形となっていました。これはリフォームを実施した建物でよく起こる傾向です。
床下の形が変わるので元々よりも部分的に狭くなったり、進入できない場所が生まれたり、高低差が生まれることがあり、一般的な方法では薬剤の散布が難しくなるケースがあります。


私たちもそれに合わせてシロアリ駆除のアプローチを柔軟に変える必要があります。
もし見落としがあった場合は再発してしまうかもしれません。とはいえ、シロアリを駆除するための基本的な原理原則に変わりはありません。しっかりと確実な駆除を実施していきます。

被害箇所にはドリルで穴を開けシロアリがかじった木の内側まで薬剤を浸透させます。こうすることにより見えない場所に潜むシロアリも確実に駆除することができます。

施工が甘い箇所が生まれると、シロアリがそこから再び進入してしまう可能性も考えられます。全面に薬剤が散布されるよう、施工を行っていきます。
床上での作業
シロアリ対策は床下だけで完結する作業ではありません。なぜなら床下からは薬剤の散布ができず、かつシロアリの侵入ルートとなる場所が存在するからです。
代表的な例は玄関や在来浴室です。
こういった場所には床上から特別な方法で薬剤を注入する必要があります。


玄関のドア枠や土間の下側へのシロアリ対策を行う様子です。こういった作業を経ることで初めてシロアリに再び襲われることのない安全な家にすることができます。
まとめ
今回駆除を実施したのはリフォームから1年足らずの物件です。
羽アリが発生した際、業者を呼ばずに自分たちでスプレーを吹きかけて終わらせようとする人も時折いらっしゃいますが、それは問題の先延ばしに過ぎません。
今回の建物も、もしこのままずっと放置していたらせっかくリフォームを行った箇所までシロアリに食べられていた可能性も考えられます。
シロアリ対策は5年に一度、しっかりと実施するのが理想です。