「しろあり防除士」取得の道程とは?勉強内容に迫る④(-法律編+おまけ-)

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Researcher

研究者プロフィール
田中 勇史

研究室長 2007年入社

シロアリ業務技術開発課専任課長

大学では昆虫類の研究に携わる。2007年テオリアハウスクリニックに新卒入社。 これまで3000件を超える家屋の床下を調査。皇居内の施設や帝釈天といった重要文化財の蟻害調査も実施。 大学の海外調査にも協力。

interview

こんにちは。田中です。

さて、いよいよ「しろあり防除施工士」取得の勉強も今回が最終回になります。

ここでは「法律」について、どのような勉強をすればいいのかお伝えしていきます。

また、今回は特別におすすめの勉強法についてもご紹介しますので楽しみにしていてください!

法律に関する問題、何がある?

私たちシロアリ業者がメンテナンスを行うのは「家」です。

というわけで、よく出題されるのは「建築基準法」に関することや同施工令に関係したものになります。

出題形式は文章が正しいか間違っているかの〇×問題が多いですが、穴埋めや説明しなさいという問題となっていることもあります。

例えばこんな感じ。

とはいえこれもあくまで一例ですので必ずこの形式というわけではありません。

やはり建築基準法を説明できるようにしておくべきですね。

  • どういったことがこの法律で定められているのか
  • 基準法上の建築物にはどんなものが含まれているのか

 を理解しておくと良いでしょう。

勉強方法として重要なことは、その単語だけを暗記したりするのではなく、各単語や文章の意味をしっかり理解して頭に入れておくことにあります。

薬剤の項目のところでも触れましたが、一番間違いのない勉強方法は、各項目が説明できるようになっておくことです。

シロアリ防除施工士では、予め講習を受けることである程度時間をかけて勉強する範囲を絞ることができます。

範囲が絞れているのであれば、その中での重要なポイントも把握できるので、そのポイントに絞り、自分がそのことを説明できるようになるまで繰り返し反復すると良いですよ。

合格するためにおすすめの勉強法

さて、全ての分野の勉強方法をお伝えし終わりました!

これまでご紹介した勉強法をしっかり実践すれば合格すること間違いなしです。

最後に、合格するためにおすすめの勉強法についてもご紹介したいと思います。

それは、「読んだ内容を自分の言葉に直してノートにまとめる」こと。

自分オリジナルの説明に変換して話せるようになれば、自然と知識も定着するものです。

また、一連の文章として説明されていたものを表に直して覚える、というのもいい勉強法だと思います。

やはり「自分が覚えやすい形に直す」というのがポイントですね。ただの暗記では次の日には忘れてしまいますからね。

それに何より、しろあり防除士は資格のための資格ではなく、あくまでも「プロフェッショナル」として仕事をするために必要なものだと思います。

こうやって勉強したことが「生きた知識」となるのは間違いないな、と確信しています。

何事も自分の為になる行動をするよう心掛けたいものです。

それではここまで長くおつきあいいただき大変にありがとうございました!

皆様に良い結果が得られますように。

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